オーダースーツの仕事を始めたのが25歳の頃、10年以上が経ちました。
大切な御衣装を担当させていただいたご夫婦の結婚式に行ったのは今回が初めてです。
今までにもありがたいことに、結婚式の御衣装をお任せいただいたことは幾度とありました。
その後、写真を見せていただいたり、改めて感謝の言葉をいただいたり嬉しい経験をさせていただいてきましたが、実際に同じ空間で同じ時間を過ごさせていただくことは格別の経験でした。
オーダースーツが出来上がるまでには打ち合わせ、仮縫い、最終のお納めと、必ず複数回お客様とお会いします。
一緒に過ごす時間が長い買い物であると思います。
その分、お客様のことを考える(想う)時間も自然と長くなります。
絶対に素晴らしい結婚式にしたい。という気持ちになります。
今回はご夫婦お互いにドレス、スーツは当日初めてお披露目ということで、
僕と奥様が会う機会は限られていましたが、ご主人とは式当日までに5回くらい会いました。
もう他人ではないですし、お客さまという枠を超えた思いです。
素敵な家族や友人に囲まれた、本当に素晴らしい結婚式でした。
当日、裏方としてお二人を見届けることができて幸せでした。
改めて、おめでとうございます♪
仕立て屋Kuros.では大変有難いことに女性のお客様からも注文をいただいております。
昨日はジャケットをお納めさせていただきました。
顧客さまからの紹介でご縁をいただきました。
お仕事の時に着られる3シーズン用のジャケットです。
色々な素材を見ていただきましたが、最終的には英国の老舗生地商
HARRISONSのコレクション「REGENCY」の中から
ネイビーのバーズアイの生地にしました。
程々の肉感で、タフに着ていただけるジャケットになったかと思います。
仮縫いを経て、完成しお納めさせていただきました。
早速、着ていますよと連絡をいただき嬉しい限りです。
男性、女性、性別問わずオーダーに興味がある方は気軽にご相談ください。
犬山近郊でオーダースーツをお考えの方がいらっしゃいましたら
ぜひ遊びに来てください♪
レディーススーツもやってます☺️
いつかはいるよなぁ。と思いながら何年経ったのだろうか。
幸い、成人してから略礼服を着る機会があまりなかったこともあり、
ちゃんとしたものを持っておりませんでした。。。
恥ずかしながらという感じで御座います。。。
やっと、自分のブラックスーツを誂ます。
礼服、略礼服、ブラックスーツ、色々な呼び方をしますよね。
いわゆるお洒落着ではないので、過度にカッコつけたスタイスではない方が
良いと思いますが、
「ずっと着るのもだから大きくしとけ」的なサイズ、スタイルはどうなのでしょう。
どちらもやり過ぎは良くないかなと思います。
ブラックスーツを着るべき時は、日常の中で数少ない、ルールやマナーを厳しく
見られる場面がほとんどですよね。
立ち振る舞いが正しくても、服装でマイナスな印象を持たれるなんて残念です。
ブラックスーツをオーダーされる時、デザインなどある程度決まりはありますが、
全く選択肢がないわけではありません。
黒い生地と一言で言ってもさまざまです。
長く着るものだからこそ、ブラックスーツもこだわってオーダーされることを
おすすめします。
自分のブラックスーツが出来上がるまで、まだ時間がかかりますが
やっと「私のブラックスーツはこんなです」と言えるぞ 笑
以前、仮縫いの状態で紹介させていただいていたレディーススーツが出来上がり、
昨日お納めさせていただきました。
とても上品なお客様の雰囲気と、とてもマッチしていて素敵でした♪
生地はLORO PIANA -Australis-
とても上質な原毛から織り上げれた高級素材です。
華美過ぎない光沢が上品です。
長くお付き合いさせていただいているお客様からのご紹介でしたが、
驚くほどの共通点があったりで、人との繋がりやご縁は大切だなぁと
改めて感じさせてもらった一着になりました。
女性向けパターンのサイズサンプルは揃えておりませんので、
出来る限り仮縫い付きでのオーダーをおすすめしております。
出来上がりまでに手間と時間をいただきますが、
その時間も含めてオーダーを楽しんでいただきたいと思っております。
オーダースーツは男性だけものもではありません。
お気軽にご相談ください♪
仕立て屋の仕事をしていて関わる職人さんは数多くいます。
日常的に会ったり関わる人というと限られますが、
布地など材料があって、それを形にしていく工程があって、
それぞれの職人さんがいます。
つい先ほどですが、出会ってから約10年の、縫製職人さんと久しぶりに会ってお話しをしていました。
色々なお話しをしましたが、改めて手を見せてもらいました。
出会った時から既に職人の手をされていましたが、職人歴50年以上の手は歴史を物語っていました。
同じ職でも人によって、形は違うのでしょう。
指先の皮膚は厚く、指にできるタコ、針が指先に当たる跡など、
日々の作業によって変化した手を見ると、おしゃべりな程に歴史を物語っています。
ふと自分の手指と見比べると、苦労していない綺麗な手だなぁ。。。笑
縫製職人だけとってみても、職人を目指したきっかけやその後の仕事の仕方は
皆それぞれ、十人十色だと思います。
オーダースーツ一着が出来上がるまでには多くの人の手が必要です。
洋服を作る職人さんに注目しがちですが、布地などを作る職人さんのことも
忘れないでくださいね。
そう思えば自然とものを大事にしますよね。
そんなことを伝えていくことも僕の重要なミッションだと、
なんとも偉そうですが思っています。
洋服に限らず、たくさんの職人、作り手さんに会いにいきたいと思います♪