写真は、先日ご注文いただいたレディーススーツの仮縫い状態のジャケットです。
仮縫いとは、採寸した寸法とデザインの通りに裁断し仮の状態に縫い合わせた服をフィッティングすることです。
この工程を経ずに仕上げることも出来ますが、特に初めて当店でお誂えいただくお客様には是非お試しいただきたいです。
最初の採寸と仮縫い、2度にわたってサイズやバランスの確認が出来るという利点があります。
しかし私はそれよりも、コミュニケーションを取る機会が増すことで、私とお客様が互いを理解しやすくなり感覚的なところの共感も得やすくなるのではないかと考えております。
再度ご来店いただくことになるので、ひと手間ではありますが、そのひと手間でより愛着を抱く服に近づくのではないかと思っております。
ぜひそんなオーダー体験をお試しください。
犬山の魅力。
私もまだまだ勉強中ですが、8月のオープン以降に出会った犬山市民の方は素敵な人ばかりです。
立場など関係なく、驚くほどに人と人の距離が近い。
国宝の犬山城、犬山城の東側にある庭園 有楽苑とその中にある国宝茶室如庵、尾張富士や犬山祭。鵜飼いや古墳など様々あります。
4月にある犬山祭りは今から楽しみです。
城下町で繰り広げられる犬山祭りには多くの方が参加されているようで、それをきっかけに地域の団結力が高まっているようにも思えます。
地域との繋がりを大切にしながら、私も頑張っていきたいと思います!!
写真は根っからの犬山っ子であるデザイナーさんに協力して頂き完成した裏地です。
犬山でオーダースーツといえば仕立て屋Kuros.
となるように頑張ります^_^
犬山市からもほど近い、一宮市を中心とする美醜と呼ばれる地域は毛織物の産地です。
すぐに行ける距離でお店を出せるということはある意味、地の利なんだと思っています。
私は、尾州の生地が好きです。海外のメーカーの生地の中にも好きなものは沢山あります。
日本の生地を推しまくる事はしませんが、まず存在自体を知っていただきたいのでご提案の中では必ずご紹介するようにしています。
いつでもどこにでもと言う訳にはいきませんが、生地を織っている現場を見ることも出来ます。
私が日本の生地が好きな理由は、品質はもちろんなのですが、織っている現場を見て、そこに関わる人と実際に会ったことがあるので、愛着が強いという理由が大きいです。
そこで働く人の姿を見て、機械の動きや音を聞くと特別な感情を抱かずにはいられません。
知ることは楽しいことですし、ぜひ多くのお客様に洋服に関わるモノづくりの現場を見ていただきたいと思っています。
写真は、私が大好きな素材
葛利毛織さんのジェントリークロスです
オーダースーツやジャケットは安い買い物では無いので、是非長く愛着を持って大事にしていただけるものを選んでください。
私の成人式は、もう16年も前になります。
早いなぁ。。
当時、大学に通っていましたがスーツの事なんて何もわからず、母と大手量販店に行って買ってもらったスーツで成人式に行きました。
今となっては、サイズがどうだったか、上手く着こなせていたのかわかりませんが、当時はそれで満足していたのでしょう。
確かチャコールグレーのシックなスーツでしたが、茶髪でパーマをかけて、基本的には控えめな私もどこか目立ちたかったのでしょう。
成人式は、いわゆるフォーマルな場でも無いし、明確にドレスコードがあるわけでもないので、常識の範囲内であればきっと何を着てもいいんだろうと思います。
ただ、スーツを着る事に決めたのであれば、せっかくなので正しい着方を覚える機会にしてほしいですね!
大人になると、度々スーツを着る機会が訪れます。
あまり口うるさく『こう着るべき!』というのは好きでは無いですが、
次に着る機会の時のために、知っておいて損はないですよ!
ネクタイの結び方や、適正なサイズはどれなのかなど、相談だけでも気軽にしてください。
私の趣味であり関心ごとの一つに『アール・ブリュット』があります。
アール・ブリュットとは、「生(き)の芸術」というフランス語で、
障害のある人などによる、伝統や教育、流行に左右されない
内側から湧き上がる独自の表現による芸術を指します。
芸術・福祉の分野に強い関心があり、いずれ深く関わってみたいと思っていた折に出会ったのが、この世界でした。
障がい者アートと同義だと思われますが、障がい者アートも含まれるという表現が正しいと思います。
縁があり、小牧市の社会福祉法人あいち清光会 サンフレンドのアーティスト達の作品の一部を扱わせていただいております。
生で作品を見て、実際に描かれていく姿を見ると、エネルギーを感じ心打たれました。
多くの人にこの世界を知ってほしいと思い、作品を布にプリントして裏地として使わせていただいています。
仕立て屋Kuros.をきっかけに、興味を持っていただける人が増えたらいいなと思ってます。
アート作品を身に纏う。
そんな店でございます。